
ヤムシスワークス、《カエルとビキャクダケ》、アルスコーポレーション/chokigallery提供
山梨に、紙で生き物を作る人がいると聞いて訪ねた。
生き物と言っても、ほとんどカエルばかりだった。
以前は生きたカエルを飼っていたという。
餌のコオロギが家の中で大量に逃げ出し、それ以来、妻に飼うのをやめるように言われた。

ヤムシスワークス、《ダンボールカエル(ヒキガエル)》
アルスコーポレーション/chokigallery提供

ヤムシスワークス、左《じゃガエル》,右《茶の字カエル》
アルスコーポレーション/chokigallery提供
そこで彼は、スーパーで見つけたお茶のダンボールの柄を活かして、カエルを作り始めた。
気がつけば、コーヒーやジュース、お菓子の箱まで、柄を活かして使うようになっていた。

ヤムシスワークス、《ノーパンアカオニ》
アルスコーポレーション/chokigallery提供
彼の街や職場で、彼の創作のことを知っている人はほとんどいない。
しかし、そのカエルは徐々に知られるようになり、いまでは海外からも注文が届く。
ヨーロッパやアメリカから、
「このカエルを売ってほしい」という連絡が来る。

ヤムシスワークス、《カエルとビキャクダケ》、アルスコーポレーション/chokigallery提供
連絡してくるのは、買いたいという人だけではない。
ある日、カプセルトイ会社の社長からDMが届いた。
そして彼のカエルは、商品化された。
スーパーのダンボールで作り始めたカエルが、半透明のカプセルの中に入っていた。
文・吉川武志

ヤムシスワークス、《なつのよる》、アルスコーポレーション/chokigallery提供
Gallery

ヤムシスワークス
《カエルとビキャクダケ》

ヤムシスワークス
《魔カエル(紺)》

ヤムシスワークス
《メデタガエル》

ヤムシスワークス
《カプセルトイになったカエル》
ヤムシスワークス @yamshis_works
使っている紙は?
スーパーやドラッグストアで売っているお茶やジュースの空きダンボール、お菓子の箱などを使います。そこに印刷されている柄や文字を活かして作るのが好きです。タントやNTラシャ、ミ・タントなどもよく使います。
愛用の道具は?
・クラフトチョキ
・【Gクラシック】アルスヌーボーロングアームGC-380
グリップが大きくて切れ味の良いクラフトチョキを長年使ってきました。その後、ダンボールアーティストのオダカマサキさんからGC-380を紹介してもらいました。紙を回しながら切るので、ロングアームの長い柄がとても便利です。
